千葉県

全国屈指の高校野球激戦区との呼び声の高い千葉県。毎年170校前後の出場校の中から激戦を勝ち抜いた高校が甲子園へ出場する。

激戦区ということもあり、甲子園に出場する高校はばらけているのが特徴。夏の甲子園に限れば○年連続出場というのが珍しいのが千葉の特徴でもある。夏の甲子園連続出場を果たしているのは、市立船橋高校、木更津総合高校の2校のみである。


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そんな千葉県であるが、全国に名の知れた高校が非常に多い。まず挙げるのが近年常連校となった木更津総合。夏の甲子園には2003年に初出場。その後千葉県を代表する強豪校になった。2008年は春の関東大会で優勝し、夏の甲子園にも出場。2016年にはベスト8に進出。この年から3年連続の出場を果たしている。21世紀になってから7回の夏の甲子園に出場しており、近年では最も勢いのあるチームといえよう。

 

千葉を語る上で外せないのは銚子商。春は8回、夏は12回の甲子園出場を誇る。1974年の夏の甲子園では初の全国制覇を達成。春夏合わせて20回の出場のうち、優勝1回、準優勝2回という輝かしい実績を残している。初優勝の立役者である元巨人の篠塚和典氏を主軸とした打線は「黒潮打線」と呼ばれ、圧倒的な強さで頂点まで駆け上った。篠塚氏は甲子園を目指すなら銚子商しかないと意気込んで入学したとのこと。昭和を代表する千葉の名門校であり、今も多くの野球ファンに愛される。

 

千葉県勢で夏の甲子園初優勝を果たしたのが、習志野高校。1967年第49回大会のことである。65年に銚子商が準優勝を果たしており、千葉代表はあと一歩のところで全国制覇を逃していた矢先のことであった。また1975年第57大会でも2度目の優勝を果たしており、千葉県勢としては最多となる2回の全国制覇を達成している。

習志野といえば吹奏楽部も全国屈指の名門であり、野球部の応援も注目を集める。全国一との呼び声も高い応援は「美爆音」と呼ばれ、迫力抜群の応援で野球部の背中を押す。代表曲「レッツゴー習志野」など、雰囲気を一変させる力を持つ。習志野の応援を聞くことを楽しみに甲子園に来るファンも多い。

 

出場回数こそ少ないものの、強烈な印象が残っているのが、千葉経大付属。2004年の夏に初出場でベスト4まで駆け上がったことで一気に注目度が増した。2度目の出場となった2006年は、現広島東洋カープ丸佳浩を擁した。今でも激闘として語り継がれるのが八重山商工戦。9回2死までリードしていたが同点い追いつかれ、延長10回逆転負けを屈した。2008年出場時も沖縄勢と壮絶な熱戦を繰り広げた。相手は浦添商。序盤に8点のリードを許しながら、7回の6得点などで一時は1点差に詰め寄る粘りを見せた。あと一歩届かなかったが、粘りの千葉経大付属の強烈な印象が光った。千葉経大付属と沖縄県勢という印象が今でも強い。


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今回は4校を挙げたが、まだまだ名門揃う千葉県。だが夏は1975年の習志野以来優勝が無い。千葉勢の久々の優勝を見たいファンも多いだろう。次に数十年ぶりとなる全国制覇を果たすのはどこの高校になるだろうか。期待が高まる。

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