戦後初 夏の甲子園中止。この夏が最後の3年生を思うと断腸の思いです。

本日5月20日、夏の甲子園大会の中止が正式に決定してしまいました。

 

甲子園の中止は、戦後初となる79年ぶり3度目。過去は、1918年の米騒動に伴うもの、1941年の戦局の深刻化によるもの。今回はこの2度の中止に次ぐ3度目の中止となります。

今年度2020年春の選抜高校野球大会も中止となったこともあり、春夏連続の甲子園中止は史上初。


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新型コロナウイルスの感染拡大を受け、以前より開催自体が危ぶまれてきた中で、止むを得ない結果だとは思いますが、やっぱり中止という結果は痛恨の極みと言わざるを得ません。

 

 

 

 

今年度は、2020年東京オリンピックの延期に始まり、インターハイの中止も正式に決まっており、同じ高校生の部活動である高校野球の開催有無も問題視されていました。

 

 

インターハイが中止となった時点で、甲子園の開催もできないのではという予感もありました。

「インターハイが中止になったんだから甲子園も中止にするのは当たり前」だとか、「高校野球だけ特別扱いするな」とかいう意見が出るのも仕方のないことだとは思います。

 

ただ、それは世間のいう心ない意見なだけであって、高校生のことを思うとそんな意見だけで夢を奪われたらたまったもんじゃないですよ。

 

そんな高校生の夢を奪ってしまうような声がとても多かった。

 

 

全国を目指していた多くの高校生、特に高校3年生にとっては最後の大舞台。もちろん甲子園に出れるのはほんの一握りです。ただこの最後の夏のために冬場厳しいトレーニングを積んできた高校生たちの努力を潰すような、そういう声が多かったことはとても残念でした。

 

 

 

 

 

春の選抜甲子園も開幕8日前という直前になって中止が決定。出場が決まっていた32校の選手たちそして保護者の方、関係者にとっては残念という言葉では言い表せないほどの悔しい思いだったはずです。

 

それだけでも心が挫けるくらいとても辛い思いのはずの中、前を向き、最後の夏の大会に向けて気持ちを切り替えてトレーニングに励んでいました。

 

 

3年生にとっては、この夏が人生の中でも最後の高校野球でした。中には甲子園出場のために親元を離れて野球に打ち込む選手だって多くいます。春の地方大会もコロナウイルスの感染者数が収まらずに中止となり、公式戦は昨年の秋以降できていないのが現状。

 

 

なので何としても夏だけは開催してほしかった。

 

無観客試合などの対策はもちろん、どんな状況になってでもいいから、選手たちに甲子園で試合をさせてあげてほしかった。甲子園という目標を奪ってほしくなかった。高校球児は、みんな甲子園を目指して日々血の滲むような努力をしてきたわけです。その思いを考えると断腸の思い他なりません。

 

 

結局はここまで拡大した新型コロナウイルスが原因なので、誰が悪いとかそういうのは無いです。たとえ開催されていても、それはそれで批判も多くなったでしょう。実際開催して感染者が出たら論外です。なので今回の中止の決断については、正しいのか間違っているのかなんて意見するつもりは無いです。

 

 

ただやはりここまで頑張ってきた高校生たちを思いやると、かける言葉が出てきません。

本当に残念です。


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